創立40周年記念

ハクサングループ創立40周年のご挨拶

拝啓 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

当社は、2021年6月10日に創立40周年を迎えました。この記念すべき40年という節目の年を迎えることができましたのも、これまでさまざまな形で私たちを支えてきてくださったお客様・ご関係の皆様のおかげであり、厚く御礼申し上げます。
当社は1981年6月10日、白山貿易として、三重県の一志郡白山町(現・津市白山町)で創立しました。その後、1983年発売のデンマークカクタスの黄色品種‘ゴールドチャーム’を皮切りに、ヨダーマム、ガーデンマム、ポインセチアへと続き、今や園芸業界に欠かすことはできない、いわゆる「栄養系パテント苗」のビジネスモデルを確立して参りました。2004年には現在の社名である株式会社ハクサンに社名変更し、さらなる事業拡大を推進しております。

現在は国内3社、スリランカ3社のグループ企業を核に当社独自の種苗サプライチェーンを構築し、全国に苗をお届けしております。品種におきましても毎年毎年の積み重ねで、農林水産省品種出願数の当グループ累計(1986年以降)では国内最大級の規模となりました。この40年間、グローバルな品種開発ネットワークにより、園芸分野において常に新しい価値の創造に取り組んでまいりました。当社の理念は、花と緑を通じて社会に貢献することであります。これからもその理念を実現する、既存の枠組みや常識にとらわれず、企業としても次の成長を目指してまいります。
現在は、世界が新型コロナウイルスの影響で多大な影響を受けております。このような状況下で世界中の人々に園芸が必要とされ、植物が持つ可能性は改めて見直されております。私たちは花と緑をお届けするという使命を掲げる企業として、緑豊かで持続可能な未来に向けて貢献をしていく所存です。

今後ともなお一層のご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

敬具

ハクサンホールディングス株式会社
代表取締役会長
髙臣映生(たかとみてるお)

ハクサングループ40年の歩み

1981年6月10日

三重県白山町にてハクサン(当時の社名は白山貿易)を創立。
写真1枚目は1984年愛知県長久手町(現長久手市)に事務所開設した当時のもの。

ハクサン創立メンバー
写真2枚目は1988年に撮影されたもの。後列右から2番目: 創業者 髙臣映生(たかとみてるお)

1983年

ハクサンによる記念すべき第一号  種苗登録品種、デンマークカクタス ‘ゴールドチャーム’。
日本における品種登録制度黎明期に、いち早くパテントビジネスに乗り出した。
髙臣は欧米の品種登録制度に精通していたため、我が国の品種特性表作成に有識者の一人として協力していた。

髙臣はハクサン創業前に園芸先進国デンマークにて園芸技術、経営をんだ。PKM社のポールマッソン氏(写真左から2番目)から種苗に関する近代的なビジネスモデルを教わり、それが現在にも通じるハクサンの園芸ビジネスの基盤となっている。
写真一番左は後にハクサングループでライセンス、生産を担うため設立されたJ&Hジャパンの頭文字「J」の由来であるJørn Hansson氏。

1986年

ハクサン初のグループ会社の J&Hジャパン設立。
国内外の育種家の窓口、種苗登録、ロイヤリティー管理、種苗生産、試作を行うことを目的に設立された。
画像は当時J&Hジャパンの生産農場があった埼玉県深谷農場。

1992年

ガーデンマムの試験栽培風景 (深谷農場)。
欧米の情報だけに頼らず、日本の気候で間違いなく育つことを確認して世の中に届けるという企業文化は当時からハクサングループに根付いている。
写真は現ハクサンホールディングス社長の水野勝義が若かりし頃。

1989年

J&Hジャパンがポールエッケ ポインセチアの代理店となる。
ポインセチアのリーディングカンパニー米国Paul Ecke社。
今やクリスマスの定番となったポインセチアを、品種改良、普及させたポールエッケ社。
ポインセチアが鉢物として定着し始めたのは70年代頃から。元はメキシコに自生しており切り花に使われていたローカルな植物であったのを、1960年代に育種家のポール・エッケ⽒がコンパクトな鉢物として楽しめるように改良し、さらに息⼦のポール・エッケ・ジュニア⽒が、花の少ない冬の時期に室内を彩れることを広めるために、テレビ局やホワイトハウスに大量のポインセチアを提供。これにアメリカの人々が驚き、クリスマス=ポインセチアが広く世の中に広まることとなった。
日本ではハクサンがポールエッケ ポインセチアの代理店となり日本における普及に貢献。
写真中央:Paul Ecke Jr. 氏

大ヒットしたポインセチア ‘フリーダムレッド’

1991年

J&Hジャパンがヨダーブラザーズの代理店となる。
今では当たり前に流通しているポットマムやガーデンマム。これらキクの品種開発の歴史に新たな1ページを刻んだのがヨダーブラザーズ社。
色とりどりの花色、花形のポットマムは当時ヨダーマムと呼ばれ一世を風靡。さらには野外でも病気に強く、自然に分枝し豪華に咲くガーデンマムも大きな注目を集めた。
ヨダー社が初めてハクサンに来社した時、従業員皆が積極的に英語でコミュニケーションを図る姿、日本の園芸を発展させたいという情熱が彼らに強い印象を与えた。その数日後、帰国直前に当時小さな種苗会社であったハクサンを日本の代理店に選んだ。髙臣はじめ従業員一同が驚いたが、ヨダー社との契約はハクサンが成長する原動力の一つとなった。
写真 右から2番目ジョーン・ボスコー氏(ヨダーヨーロッパ社長)

左:ヨダーマム 右:ガーデンマム

1995年

第一回ハクサン展示会
初期のハクサン展示会風景。当時の展示会は建設された直後のJ&H旭農場内で開催されていた。写真は1996年、第二回ハクサン展示会の様子。
当時話題を作ったニューギニアインパチェンス、エラチオールベゴニア等が展示された。

1992年

スリランカにグループ会社のセイロンフォリエッジ社設立。
約100ヘクタールのドラセナ・マッサンゲアーナ(幸福の木)生産農場が作られた。
写真1枚目は苗の育成中。植え付けの3~4年後に収穫。

ドラセナの原木は90年代に大きな需要があり、最盛期は年間で40フィートコンテナが50本、日本へ輸出された。
ドラセナプロジェクトは2011年まで続いたが、国内需要の変化とともに終了した。

2000年

セイロンフォリエッジは、スリランカ南部の高齢地に位置するボラランダ村に温室を建設。
標高1250mの熱帯高地であるため、年間を通して気温が20~25℃と安定している。恵まれた気候を生かして、親株、カット苗生産を行い、日本を含むアジア圏、欧州への輸出を行っている。欧州と同等の衛生管理を行っており、病害虫のない衛生的な苗が生産可能。
ハクサングループの重要な生産拠点として、さらに農場を規模拡大しながら運営している。

挿し木風景

ボラランダ農場設立時のメンバー
しっかりと教育を受けた(スリランカは教育が無償で提供されている)若者たちが村から就職。
衛生的な親株生産を行うにあたって、従業員用のシャワールームなども完備しており地元では人気の就職先になっている。

1992年

Proven Winners (PW) が7社により設立された。ハクサンは唯一のアジアのメンバーとして参画。
アメリカから販売活動が開始されたが、1992年当時はPW品種は4品種だった。

1999年

写真はPW EUおよび日本がPW品種の販売を開始する時のもの。
これによりPWは北米、欧州、アジアと3つのエリアで本格的に活動を開始。
PWのグローバルなネットワークは急速に進化し、今や品種のみならず、マーケティングにおいても園芸業界をリードする国際ブランドに進化している。

2001年

PW商品が紹介された初期のハクサンカタログ。
画像は2001年流通カタログのスーパーチュニア紹介ページ。

育種家の坂嵜潮氏(写真中央)

坂嵜潮氏が初代社長となった育種会社Plant21社(ハクサンを含むPW創設メンバー5社が出資。2021年現在の社名はWIN GEN)により、スーパーチュニア、スーパーベル、スーパーベナ等、PWを代表するシリーズが開発された。
坂嵜氏は世界をリードする育種家の一人であり、2017年アメリカの展示会Cultivateにて、園芸界に大きく貢献した人物としてMedal of Excelenceを受賞。
近年ではラグランジア® ブライダルシャワーがアジサイの新ジャンルを作ったということで、引き続き大きな注目を浴びている。

2004年

株式会社白山貿易から株式会社ハクサンへ社名変更。
事業拡大に伴い従業員数も増加し、2004年愛知県日進市の新社屋へ移転した。

2005年

ハクサン展示会は新社屋駐車場で開催するようになった。
取り扱い品種数は年々増加し、展示会規模も拡大。

2021年現在は5月に千葉、9月に長野で主な展示会を開催している。近年の展示品種数は700~800品種とさらに大規模になっている。

2010年

セイロンフォリエッジのあるボラランダの小学校へ講堂を建設して寄贈。
講堂建設は、長年地元住民から行政へ要望されていたが、財源不足から実現できていなかった。それを民間企業が行ったということで、地元住民から大変喜ばれた。
写真は髙臣が2010年9月に現地訪問し、パレードや式典による歓迎を受けているシーン。生徒だけではなく、村民、村長はじめ役人も集まった。
講堂ができたことで子供は雨の日でも運動でき、週末には集会や映画上映等に住民に活用されている。
その後も、地元の道路を車が安全に通行できるように整備したり、教育の支援(奨学金等)を行ったりと、1つの企業の枠を超えスリランカと日本の友好に貢献する活動を継続している。

国内の品種コンテストで次々とハクサンが最高賞を受賞。
創立以来40年の積み重ねによって構築したグローバルな品種開発ネットワークにより、厳選された品種を毎年リリースしている。

近年の主な受賞品種

2016 日本フラワー・オブ・ザ・イヤー
スーパーチュニア® ビスタミニ ブルースター

2017農林水産大臣賞
スーパーチュニア® ビスタミニ ピンクスター

2018日本フラワー・オブ・ザ・イヤー
スーパーランタナ ムーンホワイト

2019日本フラワー・オブ・ザ・イヤー
ラグランジア® ブライダルシャワー

2020日本フラワー・オブ・ザ・イヤー
ガイラルディア スピントップ イエロータッチ

2020年

JCバイオテック設立。
熱帯高地に位置するスリランカ ボラランダに新設された培養苗生産会社
世界的にも珍しい年間20~25℃の恵まれた自然環境を活かすことで、冷暖房を大幅に削減した培養苗生産が可能。環境に優しく、コストも削減した持続可能な生産体制を整備。
ハクサングループが長年培った培養技術により、高品質な苗を生産している。

近年はデジタルを駆使したマーケティングにより、エンドユーザー、業界関係者向けた様々なサービスを提供している。
※サービスの詳細は各サイト参照

https://hakusan1.co.jp/

https://provenwinners.jp/

https://hakusanbiz.jp/