- 基本情報
- 育て方
セロシア(ケイトウ)とは
セロシアとは、ヒユ科に属する植物でケイトウ(鶏頭)の仲間になります。品種改良によって様々な色が流通しており、暑さに強く大変育てやすい植物です。
ここで紹介するセロシアは、花序が縦に伸びるノゲイトウ(野鶏頭)に似た見た目で矮性に改良されたスピカータ系のセロシアです。ろうそくの炎のようなモフモフが特徴です。世界中に信頼されたRoyal Van Zanten社の自信作の1つで、カラフルで寄せ植えにも大活躍する植物です。
ここではそんなセロシアを上手に育てる育て方をご紹介します。
栽培カレンダー
※関東地方以西低地基準になります。地域やその年の気候、生育状態により、開花期やお手入れの適期などは変わります。栽培カレンダーは目安としてください。
セロシア(ケイトウ)の育て方
セロシア(ケイトウ)の植えつけ
植えつけ時に元肥を十分に施し、害虫防除のために殺虫剤を撒いておきましょう。買ってきた花苗(9~10.5㎝ポット苗)はふた回り大きな15㎝~20㎝位の鉢に植えつけましょう。移植を苦手とするので、なるべく根鉢を崩さないよう注意して植えつけましょう。
セロシア(ケイトウ)の日当たり・置き場所
セロシアは、一年中日当たりの良い場所で育てましょう。1日6時間以上の日光があたる場所が最適です。
セロシア(ケイトウ)の水のあげ方
多湿を苦手としますが、根が張るまでは乾かしすぎに注意しましょう。根が張ったら乾かし気味に育てて、鉢の土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりとあげるようにしましょう。
セロシア(ケイトウ)の肥料のやり方
地植えの場合は、肥料は不要です。鉢植えで育てている場合は、月に1~2回程度希釈した液体肥料をあげましょう。
セロシア(ケイトウ)の病害虫の予防と対策
植えつけ時に害虫防除のために殺虫剤を撒き、害虫の発生状況により市販のスプレータイプの殺虫剤または粒剤を使用してください。
病気
水はけが悪かったり風通しが悪いと立枯病や灰色かび病にかかることがあります。花がらを取り除いて清潔な状態を保つようにしてください。
害虫
ハダニは梅雨明け頃から夏場にかけて、高温で乾燥している場所に出やすく、雨の当たらないベランダなどでよく見られます。植物の葉に無数の白い点やかすり状の斑点が現れたらハダニが発生している可能性が考えられます。放っておくと葉の全体に症状が拡がり、枯れてしまいます。ハダニがたくさんついてしまった部分は切り落とし、ハダニに効く薬剤を散布しましょう。
アブラムシの繁殖期は、4~6月と9~10月です。雌だけで増えることができる(単為生殖)ので繁殖力が旺盛です。アブラムシは、植物の栄養分を吸い取ってしまうので早めに駆除したい害虫です。アブラムシがたくさんついてしまった部分は切り落とし、アブラムシに効く薬剤を散布しましょう。
一夜にして葉が大量に食われたのに虫がいない!というような被害が出る場合は、ヨトウムシの仕業である可能性が高いです。ヨトウムシとはヨトウガの幼虫で、夜活動する大食漢のイモムシです。見つけたら捕殺しましょう。オルトランなどの浸透移行性の殺虫剤をまいておきましょう。
セロシア(ケイトウ)の切り戻しや摘心
セロシア は、切り戻しや摘心といった特別なお手入れは不要です。
セロシア(ケイトウ)の夏越し
セロシアは耐暑性に優れているので、屋外でそのまま夏越しが可能です。
セロシア(ケイトウ)の冬越し
セロシアは耐寒性に優れているわけではないので、日本のほとんどの地域で一年草として扱われます。寒くなり枯れたら感謝の気持ちを込めて、他の植物に植え替えるようにしましょう。
開花期:夏~秋
耐性:半耐寒性多年草
最低温度:約3℃
耐寒性ゾーン:10b~
置き場所:日なた
水やり:すくなめ
肥料:ふつう
用途:プランター/鉢植え、花壇
草丈:20~40cm
株幅:20~40cm
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