クリスマスにポインセチア ゴールドを!


園芸家:間室みどり
北欧で室内園芸を学び、花の育て方や寄せ植えを中心に講習会、執筆などの活動をしている。
現在、埼玉県「ガーデンセンターさにべる」のマネージャーを務める。
【資格】
ハンギングバスケットマスター/グリーンアドバイザー/カラーコーディネーター
従来のポインセチアになかったゴールドという色が晩秋から冬の空間を彩ってくれます。光の中に溶け込みそうなゴールド。このきれいな花びらのように見えるのは「苞葉(ほうよう)」と呼ばれ、ガクが進化したもの。一般のポインセチアの品種に比べて、苞葉の持ちがよく、ながく楽しめます。
温度によって苞葉の色に変化があり、暖かい環境ではピーチイエロー、温度が下がってくると次第にオレンジイエローへ変化します。クリスマス&ゴールドでイメージするとゴージャス感たっぷりにデコレーションするイメージがあるかもしれませんが、新品種の「ゴールド」は上品さを持ちながら、ナチュラルテイストやアンティーク調にもよくマッチします。
「寄せ植えで楽しむ」ポットをそのまま寄せ植えに!
ポインセチアと室内鑑賞できる植物と合わせて寄せ植えにします。
寄せ植えに合わせた植物は

セネシオ グリーンネックレス

ピレアグレイシー
両者ともに水やりの回数が少なくて済み、明るい室内の環境に適した特性を持ち合わせる。鉢の淵からしなやかに垂れる茎や葉がゴールドの光がこぼれる雰囲気を演出します。

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寄せ植えの手順
使用花材・資材

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寄せ植えの手順

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万が一折れてしまったときは、切り花として楽しむ!
5号鉢など大きな鉢だと枝をうっかり折ってしまいがちです。
そんな時は切り花で楽しむこともできます。
スパイスラックなどを使って簡単にデコレーションが完成です。それぞれの容器に一輪ずつ入れるだけ!
ポインセチアだけでなく、他の切り花や庭先のツタ、針葉樹の枝などを一緒に入れても素敵です。
切り花のワンポイント
ポインセチアを長く楽しむために!
冬の観賞時期のポインセチアは休眠期に近い状態で、お休みモード。お水もさほどほしがらず、肥料もいりません。
ポカポカした明るい室内に置くことがポイントです。水やりも回数を控えめに!
明るく暖かい室内におく
◎10度を下回る室内はさける
◎暖房の温風や熱が届かない場所へ
◎出窓のような場所は夜間温度が下がるので避けたほうがベター
水やりの目安
◎土の表面が乾いて4・5日してから。
◎葉先がしなっと下にたれたときに。
◎水をあげるときは午前中に鉢底から流れ出るくらいたっぷり
(夜間は株が冷えるので避ける)
肥料
◎不要
4月の生育期までやらない。
管理のポイント
※最低温度は目安としてください。管理方法や場所、株の状態によって表記より高い温度でも枯死する場合があります
◎元肥とは花苗を植えるとき、事前に与える肥料の事です。
◎緩効性肥料とは肥料の効き方がゆっくりで、一定期間効果が長続きする肥料のことをいいます。
販売時期
10月~12月
全国の園芸店、ホームセンターなどで販売しております。

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