分類:トケイソウ科トケイソウ属
学名:Passiflora edulis
栽培環境や植物の状態によっては、実際の花や葉色・模様が異なる場合があります。
開花期:初夏・秋
耐性:非耐寒性多年草
最低温度:約5℃
置き場所:日なた
水やり:ふつう
肥料:たくさん
用途:プランター/鉢植え、花壇
草丈:200~300cm
株幅:約60cm
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栽培ポイント
日あたりの良く風通しの良い場所で育ててください。20~30℃の温度下でよく育ちます。
パッションフルーツとは
パッションフルーツは、ブラジル原産のつる性多年生熱帯果樹です。 花の中心部がまるで時計のように見えることから、果物時計草(クダモノトケイソウ)とも呼ばれています。花の中心部から伸びるめしべが時計針で、秒針・短針・長針とちょうど3本あり、その周辺の5本のおしべが時計盤のように見えます。
その果実は酸味があり、さわやかな香りを楽しめます。
パッションフルーツの名前の由来
花の中心から放射線状にまっすぐ伸びるおしべが十字架のようにも見えることから、16世紀に宣教師たちがパッション(Passiflora=キリストの受難の意)と呼ぶようになったのが、名前の由来と言われています。
人工受粉の仕方
どっさりパッションフルーツは、開花時に人工受粉をすると結実しやすくなります。1日花なので花が咲いたその日のうちに人工受粉をしてください。花は朝8~10時頃に咲き始めます(朝チェックしましょう!)。
どっさりパッションフルーツのめしべは3つ、おしべは5つあります。おしべの裏側に、黄色い花粉が付いているので、この花粉をめしべの先に塗り付けましょう。おしべを摘み取って直接めしべに付けるか、おしべの裏側についた黄色の花粉を、指や筆・綿棒などでめしべの先に塗り付けましょう。
また、開花後に雨にぬれると花粉が破裂し受粉作業が難しくなります。人工受粉は雨の日以外で行うのがおすすめです。
品種情報
どっさりパッションフルーツ
開花は、目安として6~7月の初夏のと9~10月中旬の秋の年2回になります。花は朝8~10時頃に咲き始めます。真夏は花が休みます。
受粉から2~3週間で結実します。1苗からたくさんのパッションフルーツがどっさり実ります。
結実から2~3カ月で完熟します。完熟して落果したら収穫です。
収穫したどっさりパッションフルーツの糖度は約18度です。一般的に人間の味覚は14度を超えると甘いと感じやすくなると言われており、甘味たっぷりのパッションフルーツになります。
栽培記録
楽しく育てた後には、おいしいパッションフルーツをどっさり収穫して美味しく召し上がってくださいね。
販売時期
全国の園芸店、ホームセンターなどで販売しております。
4月中旬~5月下旬