- 基本情報
- 育て方
ラベンダーとは
ラベンダーは地中海沿岸原産のシソ科の植物で、爽やかな青紫色の花穂を咲かせ、フローラルの香りを楽しめる人気がある植物です。品種によっては白やピンクの花を咲かせることもあります。心が安らぐ香りで、ハーブの代表格として紹介されることもあります。
たくさんの種類があるラベンダーの中でも一番有名なのは、アングスティフォリア系のラベンダーで、イングリッシュラベンダーと呼ばれています。耐寒性の優れており日本で多く栽培されています。他には、ストエカス系のフレンチラベンダーやデンターダ系のフリンジラベンダーなどがあります。
ここでは、そんなラベンダーの中でもイングリッシュラベンダーを上手に育てる育て方をご紹介します。
イングリッシュラベンダーの育て方
草花用培養土
水はけのよい土を選びます。病気や害虫を避けるため、新しい土のご使用をおすすめします。
肥料
生育期は、緩効性の置き肥を1ヵ月に1回程度、液肥(1,000~2,000倍)を1~2週間に1回程度あげてください。。
鉢
30cm前後の鉢がおすすめです。鉢底網を敷いてください。(地植えの場合は不要です。)
その他道具
スコップ、水やり道具、ガーデングローブ(軍手)、ハサミなどがあると便利です。
植えつけ
買ってきた花苗(11㎝トールポット苗)は、真夏と真冬を除いて周年植えつけ可能です。初めは二回り大きな20㎝~25㎝位の鉢に植えつけ、根が張ってきたら30㎝前後の鉢に植え替えましょう。春と秋の植えつけ適期以外は根を傷めないように十分注意してください。
植えつけ時に元肥を十分に施し、害虫防除のために殺虫剤を撒いておきましょう。より綺麗な花姿を目指す場合は、植えつけ時に「摘心(ピンチ)」をした方が良いのですが、「摘心(ピンチ)」をしなくてもたくさん分枝して多くの花を咲かせます。
日当たり・置き場所
ラベンダーは、水はけのよい1日中日光がよくあたる場所で育ててください。地植えの場合は、真夏の西日を避けた場所に植えましょう。
水のあげ方
鉢植えの場合
少し乾燥気味に育てましょう。土の表面が乾いた後、葉が少し垂れ下がってきたら水やりをするタイミングです。水をあげる時は、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水をあげてください。
地植えの場合
根が張れば、水やりはほとんど不要です。
肥料のやり方
鉢植えの場合
生育期は、緩効性の置き肥を1ヵ月に1回程度、液肥(1,000~2,000倍)を1~2週間に1回程度あげてください。
地植えの場合
肥料はほとんど不要です。早春(春の芽が伸びる頃)に緩効性の置き肥をあげてください。
病害虫の予防と対策
植えつけ時に害虫防除のために殺虫剤を撒き、害虫の発生状況により市販のスプレータイプの殺虫剤または粒剤を使用してください。
病気
病気の心配はほとんどありません。
害虫
植物の葉に無数の白い点やかすり状の斑点が現れたらハダニが発生している可能性が考えられます。ハダニは梅雨明け頃から夏場にかけて、高温で乾燥している場所に出やすく、雨の当たらないベランダなどでよく見られます。初めは葉の裏にほこりがついているように見え、次第に葉の表が白い点に覆われていきます。ハダニがたくさんついてしまった部分は切り落とし、ハダニに効く薬剤を散布しましょう。
切り戻し
ラベンダーは生長するにつれて下の方から木質化するので、花が咲き終わる度に草丈の1/2程度に切り戻しましょう。そのまま切り戻しをしないでおくと、下の方に葉がつかず不格好になることがあるので、切り戻しをするのがおすすめです。
夏越し
イングリッシュラベンダーは夏になると花が咲き終わるのが一般的ですが、サマーラベンダーは、風通しのよい場所であれば真夏も咲き続けます。但し、夜温が30℃を超す日が何日も続くような暑い年は、涼しい場所で夏越しした方が安心です。
冬越し
ラベンダーが耐えることができる最低温度は品種により異なります。
サマーラベンダーはー15℃と、日本全国ほとんどの地域で冬越し可能です。冬は地上部を枯らすペレニアル(宿根草・多年草)ですので、花が咲き終わっても捨てないでください。地上部が枯れたように見えても根は生きています。枯れ葉を取り除いて、春に新芽が芽吹くのを楽しみにしていてください。
植え替え
鉢植えの場合
鉢植えで育てている場合は、一年に一度春や秋に植え替えをしましょう。
地植えの場合
地植えで育てている場合は、植え替え不要です。
水やり:すくなめ
肥料:すくなめ
用途:プランター/鉢植え
置き場所:日なた
草丈:30~50cm
株幅:30~50cm
★★★★☆
サマーラベンダーの販売店
5月上旬~5月下旬
10月上旬~10月下旬