初めてバラを育てる方にとって一番大事なのは、育てやすいバラの品種を選ぶことだと前回お話させていただきました(見落とした方はこちらを読んでくださいね)。育てやすいバラの品種を選んだら、さあ実際に育ててみましょう。
ここでは、初めてバラを栽培するガーデナーさんやバラ栽培に失敗をして諦めてしまった方に向けて、失敗しないバラの育て方をご紹介します。バラは、病気にかかりやすく、花がら摘みや剪定などの作業が必要でどうしても他の植物よりもお手入れが必要になります。
どの程度お手入れが必要か正しい知識と手順を知ることで、バラ初心者の方でも十分に楽しめるので、是非読んでみてくださいね。
バラのお手入れ年間スケジュール
※関東地方以西低地基準になります。
バラの日あたり・置き場所
バラは、1日中日光がよくあたる場所で育ててください。1日6時間以上の日光があたる場所が最適です。病気の発生を防ぐためにも風通しのよい場所で育てましょう。
バラの植えつけ
バラの植えつけ時期
バラの植えつけに適した時期は、苗の種類によって異なります。植えつけ時期が、落葉・休眠期である冬なのか、生育期である春なのかで植えつけ注意点も異なります。
接ぎ木苗の場合
苗の種類 | 植えつけ時期 | 植えつけ注意点 |
---|---|---|
大苗 | 11~2月頃 (雪国:降雪前か春) | 落葉・休眠期なので、葉っぱを取り除いて植えつけましょう。 |
新苗 | 4~6月頃 | できるだけ早い時期に植えつけましょう。生育期なので、根鉢を崩さないで植えつけましょう。 |
鉢苗 | 花が咲き終わった後 | 春の購入なら、春の花が咲き終わった後(生育期)なので、根鉢を崩さないで植えつけましょう。 秋の購入なら、秋の花が終わった後(落葉・休眠期)なので、根鉢をほどいて植えつけましょう。 |
大苗・新苗・鉢苗について、詳しくはこちらを参考にしてください。
挿し木苗の場合
流通している挿し木苗のほとんどは、開花している花を楽しむ目的で作られたミニバラになります。ただ稀に、丈夫なバラの挿し木苗が売られていることもあります。その場合は、植えつけ適期に販売をしています。買ってきた苗はすぐに植えつけをするようにしましょう。
バラの鉢の選び方
バラは根が縦に伸びていくので、浅い鉢でなく高さがある縦長や四角の鉢を選びましょう。鉢底の空気の通りがよい水はけのよい鉢が適しています。もし鉢底の通気があまりよくない鉢であれば、鉢底石を多めに入れたりレンガの上に置いたりフラワースタンドなどを使って、水はけをよくしてください。
一般的にプラスチック鉢よりも陶器鉢の方が通気性がよいと言われていますが、例えば鉢底にスリットが入っている鉢など、鉢底の通気性がよい鉢であれば、どんな素材のものを選んでも問題ありません。
接ぎ木苗の鉢サイズ
鉢のサイズは、苗の種類によってサイズは異なってくるので、以下を目安にして鉢選びをしてみてください。
苗の種類 | 鉢サイズの目安 |
---|---|
大苗 | 8~10号鉢(直径24~30cm程度) |
新苗 | 6~8号鉢(直径18~24cm程度) |
鉢苗 | 8~10号鉢(直径24~30cm程度) |
挿し木苗の鉢サイズ
鉢のサイズは、苗の二回り大きな鉢植えに植えましょう。一回り=3cmなので10.5cmロングポットであれば、18cm鉢程度の大きさが最適です。
バラの植えつけ方
どんなに小さな苗でも、多くのバラにはとげがあります。バラのとげ対策のために、お手入れの際はバラ用グローブを着用するようにしてください。
もともと通気性がよい鉢であれば、鉢底石を入れなくても大丈夫です。
バラ用の培養土を、植えつける苗の根が当たらない高さまで入れます。元肥が入っていない場合は元肥を入れ、病害虫予防のため土に撒くタイプの殺虫殺菌剤の使用がおすすめです。
接ぎ木苗で、苗に接ぎ木のテープが貼ってあれば剥がしましょう。
・落葉・休眠期である冬
春に一斉に芽吹かせるためにも葉っぱは取り除くことをおすすめします。すると幹にすべての栄養を届けることができるようになりより立派な株に成長します。鉢苗は根が張っていることがあります。その場合は根をほぐしてあげましょう。
・生育期である春
苗に極力ダメージを与えないように、なるべく根鉢を崩さないで植え替えしましょう。
苗を置いてみて土の高さを調整します。接ぎ木苗は接ぎ木部分が地表に出るようにして植えましょう。必ず鉢の上2cm程度のウォータースペースが確保できるように調整してください。高さが決まったら根鉢を崩さずに中央に苗を置き、残りのスペースに培養土を足していきます。
泥の跳ね返りにより発生する病気を防ぐために、バークチップやベラボンなどでマルチングしましょう。
最後に鉢底から流れ出るまで水をあげます。それを2~3回繰り返し、鉢底から流れ出る水に微塵が混ざらなくなり透明になるまでたっぷりと水をあげます。その後、一週間程度は半日陰で株を養生し、徐々に日当たりのよう場所に移動させましょう。
水やりのポイント
水やりの際、水の勢いが強いと泥はねして病気などになりやすいため気を付けましょう。泥はねや乾燥を防ぐために、バークチップやベラボンなどでマルチングしておくといいですね。
鉢植えの場合
土を触ってみて乾いているようだったら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをしましょう。
生育期(春~秋)の水やり
生育が良く葉の多い株は蒸散量も多いため多くの水を必要とします。土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水を与えましょう。
特に、春の新芽が伸びる頃から開花直前まではバラがもっとも水を必要とする時期にあたります。太陽の光も強くなってくるので晴れた日が続くと水枯れしやすく、出たばかりの柔らかい葉が萎れて枯れてしまわないように水やりしましょう。
一方、害虫や病気で葉が落ちてしまった株は蒸散量も減っています。過湿にならないように土の様子を見ながら水やりをしてください。
夏は土が乾きやすいので、朝、夕の2回水やりをしましょう。夕方は鉢の周りにも打ち水をしておくと夜間温度が下がるため、熱帯夜のダメージをある程度防ぐことができます。
落葉・休眠期(冬)の水やり
地上部は落葉していても根は生きています。過湿は禁物ですが、土が完全に乾く前に水をあげるようにしてください。
地植えの場合
植えつけてから1年程度は、土が乾いているようだったら水やりをするようにしましょう。地植えでしっかりと根付いたら、夏の日照りが続くような時期を除いて水やりの必要はありません。
肥料のあげ方
鉢植え・地植えに関わらず、成長して花をたくさんつけるには、栄養もたくさん必要です。
基本的には、年に3回、花が咲き終わった後のお礼肥、夏の剪定後の追肥(繰り返し咲き性と四季咲き性のバラの場合)、休眠中の寒肥をあげます。肥料はバラ専用の肥料を使うと簡単です。肥料によっては月1回など施肥頻度が書いてあるので規定量をあげるようにしてください。
満開の時期には、液体肥料もあげるとよりたくさんの花を咲かせます。
ただ、咲き始めの頃は液体肥料は控えましょう。その時期に窒素分の多い肥料をあげ過ぎるとバラの花が奇形になるようなことがあります。初めてバラを栽培する方はあげない方が安心です。
病害虫対策
春から秋は病害虫が発生することがありますので、定期的に薬剤を散布するようにしましょう。その他の時期は様子をみながら対応するようにしてください。病害虫は、予防のほかに早期発見と早期対処がとても大切になります。
※関東地方以西低地基準になります。
病気
バラがかかる病気としてよく知られているのが黒星病やウドンコ病です。
黒星病
黒星病は、葉や茎に黒い斑点ができます。病気にかかった葉は黒い斑点の周りから黄色く変色していき、やがて葉が落ちます。梅雨と秋雨の時期は特に注意しましょう
予防方法 | 水は株元から葉に水がかからないように与えましょう。地表面をマルチングして泥はねを防ぎましょう。予防薬剤を定期的に散布して、風通しのよい場所で育てるようにしましょう。 肥料のうち窒素分をやりすぎないようにしましょう。 |
治療方法と拡散防止対策 | 病斑のできた葉は取り除きます。治療効果のある薬剤を散布しましょう。 鉢植えの場合は、軒下などに移動してなるべく雨がかからないようにしましょう。 |
ウドンコ病
葉にうどんこを振りかけたような粉状の円斑が生じたらウドンコ病の可能性があります。徐々に葉全体に広がり、葉は変色し、萎れ、やがて枯死します。多くの葉に発病すると生育が悪くなります。18℃付近となる春や秋によく発生します。冬は症状が見られなくなりますが、翌年も再発する可能性があります。
予防方法 | 予防薬剤を定期的に散布して、日当たり良く風通しの良い場所で育てるようにしましょう。肥料のうち窒素が多すぎたりカリウムが不足するとかかりやすくなるので肥料はバランス良く与えてあげてください。 |
治療方法と拡散防止対策 | 病徴の見られた部位を取り除きます。風通しの良い場所に移して、ウドンコ病に効果がある薬剤を規定量に希釈して散布してください。 風通しのよい場所で育てているのにウドンコ病を発症している場合は、肥料のあげ過ぎで窒素過多になっている可能性も考えられます。肥料のあげ過ぎに注意して育ててください。 |
害虫
バラを育てる上で気をつけたい害虫が、クロケシツブチョッキリ(バラゾウムシ)の他にもハダニやアブラムシや、コガネムシがあげられます。
クロケシツブチョッキリ(バラゾウムシ)
バラの新芽や蕾が黒くチリチリになっているのを見つけたら、クロケシツブチョッキリ(バラゾウムシ)の仕業かもしれません。クロケシツブチョッキリ(バラゾウムシ)は体長2~3mmの甲虫の仲間で、象の鼻のように長い口吻(口)を持っています。
早春から夏にかけて新芽や蕾など軟らかい部分に産卵し、その部位をチリチリに枯らします。
せっかくついた蕾がやられてしまって花が咲かなくなってしまうことがあるので、見つけ次第早めに対処しましょう。
予防方法 | クロケシツブチョッキリ(バラゾウムシ)に効く薬剤を散布しましょう。 |
治療方法と拡散防止対策 | チリチリに枯れた部位は、卵が産み付けられている場合があります。来年の被害を食い止めるためにも、取り除いてビニール袋に入れて捨てましょう。 新聞紙などを敷いて、バラの枝を叩いて落とし、捕獲して抹殺しましょう。 |
ハダニ
ハダニは梅雨明け頃から夏場にかけて、高温で乾燥している場所に出やすく、雨の当たらないベランダなどでよく見られます。初めは葉の裏にほこりがついているように見え、次第に葉の表が白い点に覆われていきます。植物の葉の上に無数の白い点が現れたらハダニが発生している可能性が考えられます。放っておくと葉の全体に症状が拡がり、枯れてしまいます。
予防方法 | ハダニは水に弱い性質があるので、葉っぱの表裏にしっかり水をかけると効果的です。ベランダや室内で育てている植物の場合は、週に1回程度霧吹きで葉に水をかける葉水をすると効果的です。 |
治療方法と拡散防止対策 | ハダニがたくさんついてしまった部分は切り落とし、ハダニに効く薬剤を散布しましょう。 |
アブラムシ
アブラムシの繁殖期は、4~6月と9~10月です。雌だけで増えることができる(単為生殖)ので繁殖力が旺盛です。アブラムシは、植物の栄養分を吸い取ってしまうので早めに駆除したい害虫です。アブラムシは病気(ウイルス病)を運んだり、排泄物にカビが生えて葉が黒いすすに覆われたようになる「すす病」を誘発することもあります。 アブラムシの成虫の大きさは、1~4㎜程度になります。
予防方法 | 鉢は、風通しの良い場所に置きましょう。アブラムシは黄色い色に誘引される性質があるので、黄色の粘着テープを吊るしておくと発生予防に役立ちます。光を苦手とするので、株元にアルミホイルを敷いておくと、忌避できます。 積極的に防除する場合はオルトランなどの浸透移行性で効果が持続するタイプの殺虫剤をあらかじめまいておきましょう。暑い時期のみ日陰の涼しいところで管理したり、遮光ネットなどで遮光しましょう。 |
治療方法と拡散防止対策 | アブラムシは、単為生殖で、雌が1匹いれば増え続けることができる害虫です。アブラムシがたくさんついてしまった部分は切り落とし、アブラムシに効くアーリーセーフなどの薬剤を規定量に希釈して散布してください。 |
コガネムシ
それまで元気に育っていた植物の生育が急に止まり、でも特に病気にやられているようには見えない時は、根が傷んでいる可能性があります。鉢植えであれば根の様子を見るためにも植え替えをしてみましょう。その際、鉢土の中から丸くなった乳白色の幼虫がゴロゴロ出てくる場合はコガネムシ幼虫による根の食害が原因と考えれらます。
予防方法 | 毎年コガネムシの幼虫の被害が少しでもある場所であれば、植えつけ時にダイアジノンなどの殺虫剤をあらかじめ土に混ぜ込んでおきましょう。鉢植えの場合は、年に一度は鉢の植え替えをして根の様子を確認するようにしてください。 |
治療方法と拡散防止対策 | 周辺のできるだけ多くの土を耕しましょう。耕した際に出てきた幼虫は見つけ次第捕殺しましょう。 |
花がら摘み
美しいバラの樹形を保つためには、花が咲いた後の花がら摘みと切り戻しが欠かせません。
花が咲き終わったらその都度、元気な立派な葉(5枚葉)を残して節から1cm程度上で切り取ります。そのままにしておくと見た目が悪いだけでなく、病気にかかりやすくなるので、早めに花がら摘みをするようにしましょう。
また、房咲きなどのバラは、一つの枝の花が全部咲き終わったら、元気な立派な葉(5枚葉)を残して枝を切り戻しましょう。この作業を行わないとどんどん樹高が高くなり、次の花が高い位置で咲いてバランスが悪くなってしまいます。
バラの剪定・誘引
バラには、秋の開花にむけて行う夏剪定と落葉・休眠期に行う冬剪定があります。夏剪定は、繰り返し咲き性や四季咲き性のバラに特化した剪定になります。また、つる性のバラの場合は冬剪定の際に誘引もしましょう。バラのとげ対策のために、剪定の際はバラ用グローブを着用して作業をしてください。
夏剪定
繰り返し咲き性や四季咲き性のバラは、晩夏に株全体の高さが揃うように浅めに剪定することをおすすめします。すると、秋バラの開花タイミングが合い一斉に花を咲かせます。また樹形を下げることで鑑賞しやすい高さにバラが咲くようになります。
夏剪定は、秋によりきれいなバラを咲かせるための作業です。少し大変だと感じる方は、しなくても大丈夫です。
夏剪定の後は、追肥をあげるようにしましょう。
冬剪定
冬に入ったら、翌年に黒星病などの病気を持ち越さないためにも必ず行ってほしいお手入れが、葉をすべて落とす作業です。土の上に落ちている葉もすべて取り除きましょう。葉は剪定後に落としてもかまいませんが、最初に葉を落としておくと不要な枝を見つけやすく、剪定作業もしやすくなります。
葉を落としたら、細い枝や交差している枝、枯れた枝など不要な枝を切り落とします。夏の蒸れ対策のため、風通し良くなるように枝の向きなどを考えて剪定しましょう。新しいシュート(勢いよく伸びる新しい枝)はバラの枝の新陳代謝に必要なので残しておきましょう。
木立ち性(ブッシュ)のバラの冬剪定
翌年樹高が高くなりすぎないように、思い切って半分から1/3程度に切り詰めましょう。あまり大きく育たない品種は、形を整える程度でかまいません。葉が茂った時に蒸れないように、余分な枝も切り落としておくといいですね。
半つる性(シュラブ)のバラの冬剪定
半つる性のバラ場合、ナチュラルな樹形に仕立てたい場合は全体の形を整える程度に刈り込みましょう。木立ち性(ブッシュ)バラのように仕立てたい場合は、半分から1/3程度に切り詰めましょう。
つる性(クライマー)のバラの冬剪定・誘引
つる性のバラは自分で何かに絡みつくわけではないので、落葉・休眠期である冬に剪定がてら誘引作業を行います。
勢いのあるシュートがたくさん出ている場合は、古い枝を切り落として新しい枝だけを残しましょう。
シュートの先端は20~30cm程度切り取ります。
横に伸びた枝も、花の咲いた時期に高さが揃うように10cm程度の長さを残して切り取ります。生育旺盛でオベリスクなどに収まりきらない場合は、思い切って太いシュートを剪定しても大丈夫です。
花は枝の先端につきやすい性質があるため、誘引は上方向ではなく、できるだけ横に這わせるように行いましょう。そうすると、水平方向に伸びた枝から多くの枝が出てたくさんの花が咲きます。
壁面に誘引する際は、あらかじめ壁にフックを取り付け誘引用のワイヤーなどを張っておくとスムーズに行えます。建物に直接フックを付けられない場合はトレリスなどを利用します。つるバラが緩やかなアーチを描いて壁面を覆うように、まだ柔らかさの残る枝を結び付けて誘引していきましょう。
オベリスクやアーチには枝が左右交互にクロスするように誘引して、葉が出たときに美しく収まるようにしましょう。
バラの植え替え
鉢植えのバラは、11月~2月頃、できれば1~2年ごとに鉢替えを行いましょう。少し根を崩してコガネムシの幼虫などが入り込んでいないかチェックし、新しい培養土に植え替えます。
初めて育てるのにおすすめのバラ
初めてバラを育てる方におすすめなのが、初心者向けのバラ「フラワーカーペット® ローズ」です。フラワーカーペット® ローズは、世界のベストセラーにもなっているグランドカバーローズで、まるでカーペットのように一面に花を咲かせ、ゴージャスな空間を作り出してくれるバラです。四季咲き性で春から晩秋までつぎつぎと花がたくさんつき、一年を通してバラのある空間を楽しめます。
また、バラの大敵であるウドンコ病や黒星病にも強く、お手入れ簡単で育てやすい点も大きな魅力です。誘引作業も必要なく「バラ=手入れが大変」という常識を覆した、バラを初めて育てる方に特におすすめな半八重咲きのバラです。
流通時期は秋!10.5cmのロングポット苗(鉢苗)で販売しています。初めてバラ栽培に挑戦する方も、翌春にはローズガーデンを楽しむことができますよ。
フラワーカーペット ローズ ピンク
分類:バラ科バラ属 学名: Rosa hybrid2022年代19回世界バラ会議アデレート会議でバラの殿堂入りを果たした、フラワーカーペット ローズ シリーズの先駆けの品種がフラワーカーペット ローズ ピンクです。
これまで育種されたバラの中で最も耐病性のあるバラの1つで、薬剤散布や剪定、花がら摘みなどの手間が最小限で済みます。
フラワーカーペット ローズ アップルブロッサム
分類:バラ科バラ属 学名: Rosa hybridフラワーカーペット ローズ アップルブロッサムは、透き通るような柔らかいピンク色で、花径約4cmの花をひと房に15~18輪つけ、春から晩秋まで長く見応えたっぷりの花を楽しめます。
フラワーカーペット ローズ ゴールド
分類:バラ科バラ属 学名: Rosa hybrid5品種あるフラワーカーペット ローズの中でもっとも生育が旺盛なのがこのフラワーカーペット ローズ ゴールドです。花径5~6cmと大きめの重厚感のあるイエローカラーの花を咲かせます。
フラワーカーペット ローズ スカーレット
分類:バラ科バラ属 学名: Rosa hybridフラワーカーペット ローズ スカーレットは、2006年のADRにて耐病性パフォーマンスで最高賞を受賞した品種です。バラの象徴色ともされる赤色のスカーレットは、昔から人気ある品種で、3~4cmの花を株いっぱいに咲かせます。
フラワーカーペット ローズ ピンクスプラッシュ
分類:バラ科バラ属 学名: Rosa hybridフラワーカーペット ローズ ピンクスプラッシュは、濃いピンクと薄いピンクのストライプ模様を楽しめる素敵なガーデンローズです。
まとめ
いつかはお庭をたくさんのバラで埋め尽くしたい!そう考えている方も、初めは誘引作業の必要ない木立ち性のバラを鉢植えで育ててみることから始めてみましょう。気づいたら庭中が病気だらけなんてことにならないためにもバラを失敗なく育てられるようになることが第一です。そして春にきれいなバラをたくさん咲かせることができたら、是非翌年は色々なバラに挑戦してみてください。