- 基本情報
- 育て方
カンパニュラとは
カンパニュラは南ヨーロッパ原産のキキョウ科の植物で、その可愛らしい見た目と育てやすさから、昔からガーデナーから人気あるお花です。
風鈴を逆さにしたような花の形から 、ベルフラワーとも呼ばれているカンパニュラ。和名では、風鈴草(フウリンソウ)や釣鐘草(ツリガネソウ)とも呼ばれています。それもそのはず!カンパニュラは、ラテン語で「小さな鐘」を意味します。一般的なカンパニュラは高温多湿の夏を苦手としますが、耐寒性に優れているので上手に夏越しをすれば、多年草として何年も育てることができます。
カンパニュラの花言葉は「感謝」「誠実」「節操」。大切な方へのプレゼントとしてもおすすめです。
栽培カレンダー
※関東地方以西低地基準になります。地域やその年の気候、生育状態により、開花期やお手入れの適期などは変わります。栽培カレンダーは目安としてください。
カンパニュラの育て方
カンパニュラは、直接雨にあたらない涼しい環境で栽培するのがポイントです。また、夏前に混みあっている枝葉を切り取ると、株が蒸れにくく夏越ししやすくなります。真夏は風通しのよい半日陰に移動しましょう。
カンパニュラの植えつけ
植えつけ時に元肥を十分に施し、害虫防除のために殺虫剤を撒いておきましょう。買ってきた花苗(9~10.5㎝ポット苗)は初めは二回り大きな15㎝~20㎝位の鉢に植えつけ、根が張ってきたら30㎝前後の鉢に植え替えましょう。
カンパニュラは、深植えしないように土の表面の高さを揃えて植えるようにしましょう。
カンパニュラの日当たり・置き場所
カンパニュラは、1日中日光がよくあたるもしくは午前中に日光がよくあたり午後は木陰のような日陰になる、風通しの良い場所で育ててください。また、直接雨があたる場所や真夏の直射日光を避けて育ててください。すると、初秋まで花を楽しむことができます。
天気や季節によって最適な場所に移す必要があるため、花壇や地植えで育てるのは難しく、鉢植えやハンギングで育てることをおすすめします。
夜温が15℃を超えないと、開花が遅くなることがあります。
カンパニュラの水のあげ方
鉢の土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水をあげてください。カンパニュラ は過湿を苦手とするので注意しましょう。受け皿にたまった水は、早めに除くようにしましょう。
冬は夕方の寒い時間に水やりをすると、凍って根を痛めてしまう可能性があります。冬に水をあげる場合は朝あげるようにしてください。
カンパニュラの肥料のやり方
カンパニュラの肥料は、植えつけ時に元肥を十分に施した後、花が咲いている時期には、緩効性の置き肥を1ヵ月に1回程度、液肥(1,000~2,000倍)を1〜2週間に1~2回程度あげてください。
カンパニュラの病害虫の予防と対策
植えつけ時に害虫防除のために殺虫剤を撒き、害虫の発生状況により市販のスプレータイプの殺虫剤または粒剤を使用してください。
病気
風通しが悪いと灰色かび病にかかることがあります。花がらを取り除いて清潔な状態を保つようにしてください。
害虫
ナメクジが発生した場合は、ナメクジ駆除剤を使用してください。葉が薄皮だけになって白っぽく変色したり、黒い粒のような糞を見つけたらヨトウムシの仕業かもしれません。見つけ次第駆除してください。
カンパニュラの花がら摘み
カンパニュラは、花が咲き終わったら花がら摘みをしてください。花がら摘みは、枝から切り取るよりも枝を残して花だけを取るようにすると元気な状態を保つことができます。
カンパニュラの切り戻し
花がついている時は切り戻しはしない方がよいです。全ての花が咲き終わったら、株の1/2程度の高さで花茎を切り取ってください。
カンパニュラの夏越し
カンパニュラは日光に当たらないとたくさんの花を咲かせることができません。しかしながら夏の暑さは苦手とするため、午前中に日光がよくあたり午後は木陰のような日陰になる場所で育てるのが理想的です。よしずや遮光ネットで風通しを確保しながら西日を遮るなどして、真夏の直射日光が当たらないように夏越ししてください。
カンパニュラの冬越し
カンパニュラが耐えることができる最低温度は、目安としてー5℃になります。冬は軒下など寒風や強い霜が直接あたるのを避けた場所で管理すると株が傷みにくいです。冬は寒さにあてないと翌春花芽をつけないので、屋外で育てるようにしてください。
開花期:春~秋
耐性:半耐寒性多年草
最低温度:約ー5℃
置き場所:日なた、半日陰
水やり:ふつう
肥料:ふつう
用途:プランター/鉢植え、ハンギング
草丈:25~30cm
株幅:25~30cm
★★☆☆☆
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販売時期
全国の園芸店、ホームセンターなどで販売しております。
4月中旬~5月上旬