- 基本情報
- 育て方
ペラルゴニウムとは
ペラルゴニウムは、 南アフリカ原産の野生種であるペラルゴニウム グランディルフロラム、ペラルゴニウム ククラーツム、ペラルゴニウム コルディフォリウムなどを掛け合わせてできた交雑種です。華やかな印象の花を咲かせ、春らしいお庭を演出します。
ペラルゴニウムとゼラニウムの違い
かつてゼラニウムは、ゼラニウム属に分類されていたのですが、分類の見直しをする上で現在のペラルゴニウム属に変更になりました。今でもゼラニウムという呼び名が植物名として残っていますが、ゼラニウムもペラルゴニウムも同じペラルゴニウム属で同じ植物になります。
ペラルゴニウムは、花の中心にブロッチ(斑紋)が入る品種が多く、ストライプの模様(条斑)が入ったり、ビオラに似た2色咲きの小輪花など咲かせたり、様々な種類があります。一般的には以下のような違いがあります。
ペラルゴニウム | ゼラニウム | |
---|---|---|
分類 | ペラルゴニウム属 | ペラルゴニウム属 |
花の咲き方 | 一季咲き(春~初夏) | 四季咲き(春~秋) |
香り | 強い香りはない | あり |
開花条件 | 低温が必要 | 低温が不要 |
ペラルゴニウム グランパッソとは
ペラルゴニウム グランパッソは、花径2.5cmほどの小花を株を覆うように咲くペラルゴニウムです。花数がとても多いのが何よりの特徴で、早春から初夏まで連続開花をお楽しみいただけます。
ここでは、そんなペラルゴニウム グランパッソを上手に育てる育て方をご紹介します。
栽培カレンダー
※関東地方以西低地基準になります。地域やその年の気候、生育状態により、開花期やお手入れの適期などは変わります。栽培カレンダーは目安としてください。
ペラルゴニウム グランパッソの育て方
植えつけ
植えつけ時に元肥を十分に施し、害虫防除のために殺虫剤を撒いておきましょう。買ってきた花苗(9~10.5㎝ポット苗)は初めは二回り大きな15㎝~20㎝位の鉢に植えつけ、根が張ってきたら30㎝前後の鉢に植え替えましょう。
日当たり・置き場所
ペラルゴニウムは、1日中日光がよくあたる場所で育ててください。真夏は、直射日光を避けた半日陰で育てることをおすすめします。
また、一般的なペラルゴニウムは、花芽を形成するのに低温にあてる必要があるのですが、ペラルゴニウム グランパッソは開花に低温時間は不要です。冬は霜を避けた軒下などで育てると、冬越しがしやすくなります。
水のあげ方
ペラルゴニウムは、湿度に注意して乾かし気味に管理してください。鉢の土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりとあげてください。
肥料のやり方
開花中は、緩効性の置き肥を1ヵ月に1回程度、液肥(1,000~2,000倍)を1~2週間に1回程度あげてください。
病害虫の予防と対策
植えつけ時に害虫防除のために殺虫剤を撒き、害虫の発生状況により市販のスプレータイプの殺虫剤または粒剤を使用してください。
病気
梅雨などの多湿時には茎が蒸れて腐るような症状が見られることがあります。その場合、茎のつけ根から切り取って拡大を防ぎましょう。
害虫
春と秋にアブラムシが繁殖しやすくなります。アブラムシが大量発生すると、植物の養分を吸収されてしまいます。アリを多く見るようになったら葉をよく観察するようにしてみてください。また風通しの良い場所で育てて予防しましょう。
花がら摘み
病害虫を予防するためにも、花が咲き終わったら花がら摘みをするようにしましょう。最後にほぼ全体の花が咲き終わったら、花茎のつけ根から切り取りましょう。
切り戻し
ペラルゴニウムは、花が咲き終わった後と夏後に切り戻しをしましょう。太い茎を残し、細い茎の茎元で切り取るときれいな株姿に整いやすくなります。大変丈夫な植物なので、コンパクトに仕立てたい場合には、強く切り戻すこともできます。
夏越し
高温な環境は苦手とするため、7~8月は直射日光を避けた半日陰で育てることをおすすめします。
冬越し
ペラルゴニウムが耐えることができる最低温度は、目安として0℃です。元気なうちに屋内に取り込むか、元気な葉をたくさん残して切り戻しをして軒下など霜が降りづらい場所に移動して冬越しに挑戦してみてください。
開花期:早春~初夏
耐性:非耐寒性多年草
最低温度:約0℃
置き場所:日なた
水やり:すくなめ
肥料:ふつう
用途:プランター/鉢植え、ハンギング
草丈:20~30cm
株幅:20~30cm
★★☆☆☆
アイコンの説明はこちら
ぺラルゴニウム グランパッソの販売店
2月下旬〜3月下旬