プリムラ ベラリーナとは

プリムラべラリーナバルチックブルー

プリムラ ベラリーナは、パーフェクトな美しい八重咲き品種でバラのような美しさがあります。ロゼット状の株の中心から株全体を覆うように多数の花芽ができます。一般的なプリムラに比べ、耐寒性に優れ、北海道の内陸部を除いて全国で戸外で宿根草として栽培できます。

ここでは、そんなプリムラ ベラリーナを上手に育てる育て方をご紹介します。

栽培カレンダー

※関東地方以西低地基準になります。地域やその年の気候、生育状態により、開花期やお手入れの適期などは変わります。栽培カレンダーは目安としてください。

プリムラ ベラリーナの育て方

植えつけ

プリムラは、直根性の植物になります。植えつけ時には根鉢を崩さないように気をつけましょう。

日当たり・置き場所

プリムラ ベラリーナが耐えることができる最低温度は目安としてー15℃と耐寒性に非常に優れており、日本全国ほとんどの地域で、屋外でも育てることができる希少なプリムラです。ただ、雨には弱いので、屋外で育てる場合には軒下など雨を避けた日あたりがよい場所で育ててください。お部屋で育てる場合も、日あたりが良い場所で育てましょう。

水のあげ方

土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水をあげてください。花や茎に水が溜まらないように注意して、根元の土に水をあげるようにしてください。

 水が不足すると株の立体感がなくなり元気がなくなりますが、水をあげるとすぐに復活します。

肥料のやり方

生育期(9月頃新芽が動き出してから開花するまで)や開花期には肥料をあげるようにしてください。緩効性の置き肥を1カ月に1回程度、液肥(1,000~2,000倍)を1~2週間に1回程度あげてください。真夏は肥料をお休みします。

病害虫の予防と対策

植えつけ時に害虫防除のために殺虫剤を撒き、害虫の発生状況により市販のスプレータイプの殺虫剤または粒剤を使用してください。

病気

灰色かび病(ボトリチス)は、18℃付近の春や秋に、多湿な状態が続くと発生します。老化した花弁や傷んだ葉先、茎、地面に接した葉柄などが水浸状に腐敗する病気です。症状が拡大すると灰色のかびに覆われます。花がらをこまめに取り除いて、風通しをよくするようにしましょう。

害虫

アブラムシの繁殖期は、4~6月と9~10月です。雌だけで増えることができる(単為生殖)ので繁殖力が旺盛です。アブラムシは、植物の栄養分を吸い取ってしまうので早めに駆除したい害虫です。

花がら摘み

開花期には、花が咲き終わったらこまめに花がらを摘むようにして、病害虫予防をしましょう。

葉組み

プリムラべラリーナの葉組み

プリムラ べラリーナは葉組みをするときれいな株姿を長く楽しむことができます。葉がちぎれないように優しく葉を外側に誘引してみてください。

夏越し

プリムラ べラリーナは、高温多湿な環境を苦手とします。日本の夏の環境が苦手なため、一般的には一年草として扱われます。

夏越しにチャレンジする場合は、直射日光を避け、風通しのよい涼しい場所で育てるようにしましょう。

植え替え

夏越しして涼しくなってきた頃、新しい土にリフレッシュして植え替えをしましょう。

冬越し

プリムラ べラリーナが耐えることができる最低温度は、目安としてー15℃です。日本全国ほとんどの地域で屋外で冬越し可能です。愛知県で屋外で冬越ししたプリムラ ベラリーナは、4月上旬まできれいに花を楽しめました。

プリムラベラリーナ
プリムラベラリーナ
プリムラベラリーナ
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屋外で育てる場合は、軒下など雨を避けた場所で育ててください

管理情報

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開花期:早春

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耐性:耐寒性多年草

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最低温度:約ー15℃

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置き場所:日なた、室内の日なた

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水やり:ふつう

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肥料:ふつう

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用途:プランター/鉢植え

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草丈:5~10cm

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株幅:20~30cm

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よくあるご質問

Q
1日中、日当たりのいい場所に置いておいたら、葉が萎れてしましました。
A

水切れではないのに萎れてしまう場合、強い日差しなどの要因によってストレスを受けている可能性があります。もし半日陰(午前中は日が当たり午後は日陰になるような場所)に置くと回復するようであれば、開花中はその場所で管理していただくと、花持ちが良くなるかもしれません。

Q
夏越しに挑戦しています。最近葉が黄色く変色してきました。暑さのせいでしょうか。
A

かすり状の白い斑点や、黒い点が見えるようであれば、ハダニかもしれません。ハダニは高温で乾燥した環境で特に発生しやすくなります。
この場合、症状が酷い部分はそっと取り除いていただき(ただし、葉をたくさん取りすぎると、光合成ができなくなってしまうので植物の様子をみて行ってください)、ハダニに効果のある殺ダニ剤をご準備いただき、葉の裏表まんべんなく株全体に散布して駆除してください。

Q
夏越しにチャレンジしたいのですが、暑い時期の鉢の置き場所は、ほとんど日の当たらない日陰の場所が良いですか。それとも数時間は日が当たるような場所が良いでしょうか。
A

直射日光の当たらない明るい日陰で、風通しのよい涼しい場所が良いでしょう。プリムラ ベラリーナは高温多湿を好まないので、特に梅雨時期は、軒下など雨を避けた場所で管理してあげてください。

Q
2月に購入した葉の縁どりが茶色くなってるのですが、何か病気でしょうか。
A

寒さや擦れなどにより傷んで変色してしまう場合がございます。状態にもよりますが、株自体が元気なようでしたら大きな問題はありません。

Q
2月に購入し、霜が心配で夜は玄関内に取り込んでいますが、だんだん葉がしんなりとしてきてしまいました。何が原因でしょう。
A

環境変化による何らかのストレス、気温や日照量、根に傷みがある、水切れ、肥料の効き具合、病害虫、生理障害、またそれらが複合的に影響している可能性が考えられます。

プリムラ ベラリーナは、一般的なプリムラに比べて寒さに強く、屋外でも育てやすい品種ですが、温室で管理されていた苗は、急な温度変化や寒暖差などの環境変化に慣れておらず、屋外に出した際にストレスを感じて葉がしんなりすることがあります。

また、植え替え時に根を傷つけてしまったり、激しく根を崩していない場合でも植え替えがストレスとなり、弱ってしまうことがございます。これらの場合、霜や寒風の当たらない軒下などで養生して、しばらく様子を見てください。

また、水切れのときにも、このように葉がしんなりすることがあります。

Q
株分けをしても問題ないでしょうか。株分けをするならいつ頃がよいでしょうか。
A

ベラリーナは直根性の植物です。直根性の植物の場合、根がまっすぐ伸びる性質があり、根を傷めると株全体に大きなダメージを与えて枯れてしまう可能性もあるため、株分けは控えていただいた方がよろしいかもしれません。
株分けに挑戦したい場合は、無事に夏越しした後、涼しくなった秋頃、くれぐれも根を傷めないように気を付けながら行ってください。

販売時期

全国の園芸店、ホームセンターなどで販売しております。

2月上旬〜2月下旬

※バレンタインは2月下旬からの販売予定となります。

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