自分へのご褒美であったり大切な人からプレゼントされた切り花は、1日でも長くきれいに咲かせたいものですよね。ここでは切り花を長もちさせる方法とおしゃれなアレンジ方法をご紹介します。今注目のアクアセルを使ったフラワーアレンジメントもご紹介するので、是非参考にしてみてくださいね。

切り花を長く楽しむ方法

切り花延命剤

切り花延命剤とは、切り花をきれいな状態で長もちさせる効果が期待できる薬剤です。水を清潔な状態で保つための抗菌剤や防腐剤などが含まれているものが多いです。切り花延命剤には、液体と粉末の2タイプがあります。たまにしか利用しない方には、長期保管ができる個包装された粉末タイプの切り花延命剤がおすすめです。

水揚げ

水揚げとは、切り花に水を吸収させる方法です。花瓶などに生けられた切り花は、茎の切り口から水を吸収するのですが、切り口がダメージを受けたり、道管が詰まったりすると、水分を吸収できなくなってしまいます。

上手く吸い上げられなくなった場合は、水揚げをしてあげましょう。

水切り

もっとも基本的な水揚げ方法が水切りです。

切り花

水切りは、茎の切り口から2~3cm程度上で、水の中で斜めに切ります。水を吸い上げる断面積を大きくするために、斜めに切るようにしましょう。

水切りをした花は、30~60分ほどそのまま水に浸けておきましょう。

深水

花茎がぐったりしてしまったお花を復活させるのに是非試していただきたいのが、深水と呼ばれる水揚げ方法です。

花茎が曲がったお花を、なるべくまっすぐに矯正しながら新聞紙で巻いていきます。

新聞紙で巻いた花は、新聞紙に水が付かない程度の深さの水を入れたバケツの中で半日程度置いておきましょう。深さのあるバケツがあると便利です。新聞紙が濡れると葉や花が傷んでしまいます。必ず切り口だけが水につかるようにしましょう。

湯揚げ

さらにお湯を使って切り口を消毒する効果も期待できる湯揚げという水揚げ方法もあります。湯揚げは、水を吸い上げにくい植物に向いている方法で、水分を多く含む植物には逆効果となるので気をつけてください。一般的に水揚げが難しいとされているバラなどに有効です。

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水切りをします

まずは、水切りをします。茎の切り口から2~3cm程度上で、水の中で斜めに切ります。

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新聞で巻きます

続いて、花や葉を湯気から保護するために新聞紙で巻きましょう。新聞紙がお湯につかることのないように、切り口から5cm程度上に新聞紙を巻きます。

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お湯につけます

切り口を80℃程度のお湯につけましょう。お湯につけるのは2~3cm程度で十分です。茎の切り口から気泡が出てきたら、すぐに水に入れて冷やします。なるべく垂直に立てることで、この時に一気に水が吸い上げらます。

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水につけて2~3時間待ちます

水につけたまま2時間程度経てば完了です。新聞紙を外して、花瓶に入れるなど切り花として使いましょう。

フラワーアレンジを長く楽しむ方法

花瓶で生けたお花を長もちさせる方法

フラワーアレンジメント

花瓶の中の水は毎日取り換えて、常に新鮮な水を保つようにしましょう。水を取り替える際には、花瓶のぬめりも取ってあげるといいですね。花が萎れてきた場合は、水が吸収しにくくなっていることが考えられるので水切りをします。また、直射日光を避けた涼しい場所に飾ることも花瓶のお花を長もちさせるのに効果的です。

いけばなを長もちさせる方法

生け花を長もちさせる方法

日本が誇る伝統的な華道、剣山(けんざん)でアレンジをしたいけばなを長もちさせるのも、基本は花瓶と同じです。ただ一度抜いて水切りをすると再度キレイに挿せる自信がないという方も多いかと思います。その場合は、毎日水の取り替えをするだけでも大丈夫です。切り花延命剤を活用して長く鑑賞を楽しんでくださいね。

フラワーフォームで生けたお花を長もちさせる方法

オアシスフラワーアレンジメント

フラワーアレンジメントに適した資材として、フラワーフォームと呼ばれる吸水性に優れたスポンジがあります。フラワーフォームは、いったん乾くと吸水性能が劣化してしまうので、常に湿った状態を保つように水をやりをします。目安として、一日に一回水をあげましょう。水をあげる際には、植物の花や葉に水がかかることのないようにフラワーフォームに直接水をあげると、植物が受けるダメージが少なく長く花を楽しむことができます。

アクアセルで生けたお花を長もちさせる方法

自在にフラワーアレンジメントができるようになった、新しい発想の吸水性スポンジアクアセル。アクアセルで生けたお花は、切り口から必要な水分を吸収するだけでなく、必要な酸素も取り入れることができます。そのためお花が受ける環境ストレスを最小限に抑え、自然本来の力で花が長もちすることを実現しています。

常にアクアセルが湿った状態を保つように水をやりをすることだけ忘れないようにしてください。

花が萎れてきた場合には、水切りをして切り口をリフレッシュしてください。一度抜いても何度も挿すことができるので、ためらうことなく水切りができます。水切りを繰り返して花を長く楽しみ、是非最後はお花をフローティングにするまで楽しみ切ってくださいね。

アクアセルで自在なフラワーアレンジメントを!

新しい園芸資材アクアセルの誕生によって、切り花を長く楽しめるようになりフラワーアレンジメントの可能性が大きく拡がったと今話題になっています。では、一体何が可能になったのか、無限にあるアクアセルの可能性の一例をご紹介します。

自在に向きを変えられます

フラワーアレンジメントにアクアセルを

一度生けたお花でも、自在に向きを変えることができます。

フラワーアレンジメントにアクアセルを

ちょっとした微調整もほらご覧の通り!それでいてしっかり固定されているので、次から次へと悩むことなくお花を生けていくことができます。

自在に長さを変えられます

フラワーアレンジメントにアクアセルを

アクアセルの自由度は、長さを変えたいという時にも有効です。それでもしっかりした安定感を保ちます。もちろん一度抜いても、再度挿し直すことも可能です。

切り花だけでなく苗もアレンジできます

購入したポット苗や鉢植えをそのまま置いて、回りに切り花を生けるようなハイブリッドなフラワーアレンジメントも可能になります。

アクアセルは、必要な水分と同時に必要な酸素も取り入れることができるようになった他、こんなに世界観を拡げた自在なフラワーアレンジができる園芸資材になります。ここまでのヒントを読んだだけでも、たくさんのフラワーアレンジのアイデアが溢れてくる方も多いのではないでしょうか。一度アクアセルを使って生けてみると、きっとその虜になってしまいますよ。

アクアセルにおすすめの花器

フラワーアレンジメントアクアセル

初めてアクアセルを使ったフラワーアレンジメントをする方には、まるでガラスのようなポリカーボネート製の割れない花器がおすすめです。

ポリカーボネート製花瓶は、表面のざらつきが細かいためバクテリアの繁殖率がガラスの1/4以下!ガラスに劣らない透明度がある上にその透明度を長く保ちます。ハンマーで叩いても割れない強度があり、水の量も一目で分かるのでお手入れがとても簡単になりますよ。

花の資材屋ホワイエは、多くの種類のポリカーボネート製花瓶を取り揃えています。参考にしてみてくださいね。

アクアセルを使ったフラワーアレンジ

アクアセルは水に濡れると黒に近いダークな色となるので、高低差がある花器を並べて置くだけでも、ぐっとおしゃれに仕上がります。花たちの色が引き立っていますね!

もちろんガラスやポリカーボネート製花瓶でなくても、家にあるお好みの器を使ってアクアセルを活用したフラワーアレンジメントも楽しめます。こちらは、ポットを花器の代わりに活用してみたアレンジです。

明るい可愛らしい花たちの魅力いっぱいの、素敵なティータイムを過ごせるフラワーアレンジメントに仕上がりました。アクアセルを見せずにアレンジすることも可能です!

アクアセル切り花

フローリスト 荒木聡 様のフラワーデザインコンテスト in 東京2023 に出展されたこちらの作品もアクアセルの保水力や吸水力を活かしてお花を長く楽しめるようになった作品の1つです。

失敗しない水やりのポイント 水やりに革命を起こした画期的な解決法アクアセル

ワイヤーボディの中は、アクアセルキューブが敷き詰められ、常に湿った状態を保っています。どんな形の器でも、自在に形を変えて入れることができるため、一気にフラワーアレンジメントの幅が拡がったと注目されるようになりました。

いち早くアクアセルの魅力に気づいたHANA・BIYORI様では、ポットのまま飾る方法、切り花にして飾る方法、ポット苗と切り花をミックスして飾る方法など様々なアレンジを施して、訪れるお客様に斬新なアイデアとインスピレーションをもたらせてくれています。

アクアセルの水のあげ方

切り花だけの場合

アクアセルキューブを使った花瓶の水やり方法

花瓶の中に入れているのが切り花だけの場合は、花瓶いっぱいに水を入れましょう。2~3日に1回水を取り替えるついでに、アクアセルキューブもザルにあげてもみ洗いしましょう。その際、部屋干し用液体洗剤を数滴混ぜてもみ洗いしても大丈夫です。データとして実証されているわけではありませんが、抗菌効果が期待できるかもしれません。洗剤を入れて洗った場合は、その後よく濯いで使用してください。

切り花と苗の場合

アクアセルの水やりの水位

花瓶の中にれているのが切り花と苗の場合は、水位がアクアセルの天辺よりも上にならないように水を注ぎます。アクアセルが吸水できる高さは5cmになります。水の水位が天辺から5cm以上にならないように水を足してください。

アクアセルの使い方についてもっと詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてみてください。

アクアセルの再利用方法

アクアセルの注目すべき点の1つに、洗濯をして再利用ができることがあげられます。少しの量であれば手洗いでも十分ですが、量が多い時には洗濯機を使って洗濯をしても大丈夫です。

1
根が入り込んだアクアセルは除きましょう

アクアセル根が入ったら
少しでも根が入り込んだアクアセルや、匂いがするアクアセルは廃棄してください。

2
洗濯ネットに入れます

アクアセルキューブの洗い方
大きな汚れを濯いだら、洗濯ネットに入れてきちんとチャックを閉めましょう。

3
洗濯機で洗濯します

アクアセルの洗濯
部屋干し用の洗剤を数滴入れて、「標準」コースで洗い→すすぎ→脱水をしましょう。

洗濯後は、濡れたまま再利用することをおすすめします。切り花のフラワーアレンジメントであれば何度も繰り返し使える環境にも優しい園芸資材になります。

アクアセル資料ダウンロード

クリックすると資料をダウンロードできます。

アクアセルシートの使い方
アクアセルについて
アクアセルキューブの使い方
アクアセルキューブについて

ご購入はこちら

法人向け

小売業、卸売業など(法人)の皆さんは、東京フラワーポート株式会社様よりアクアセルをご購入いただけます。在庫状況や納期の確認、ならびに見積などのお問い合わせはこちらよりお願いします。

個人向け

一般消費者(個人)の皆さんは、PW公式オンラインストアよりアクアセルをご購入いただけます。

まとめ

これからの活用方法が未知数なアクアセル。多方面に渡り園芸業界の様々な方が今その活用方法を試行錯誤してくださっています。少しでもガーデナーの水やりが楽になれば…と始めた商品開発ですが、数年後には、アクアセルでのガーデニングが主流になってくるかもしれません。

一度アクアセルを使って、フラワーアレンジメントに挑戦してみませんか。アクアセルは再利用できるので、一度購入したら長く活用してみてくださいね。

アクアセルの使い方について不明点などありましたら、こちらからお問い合わせお願いします。