おしゃれなインテリアに人気の観葉植物｜選び方と育て方のポイント

観葉植物の魅力は、庭がなくても室内で手軽に植物を楽しめることです。外でガーデニングを楽しむのが難しい時期でも、観葉植物が日々の暮らしに潤いを与えてくれます。グリーンは空間をおしゃれに演出してくれるインテリアアイテムとしても人気があります。

観葉植物を気楽に生活に取り入れるには育てやすさが大切です。

例えば、忙しくてあまり手間がかけられない方は、誰にでも育てやすい丈夫な植物がおすすめ。出張が多いなど家を留守にする方は、水やり頻度が低くてもよい多肉植物やサボテンなどを選ぶとよいでしょう。

観葉植物を枯らしてしまう原因の多くが、温度と水やり。特に水のやりすぎで枯らしてしまう方が多いようです。水やりは土が乾いてからたっぷりと。また、低温が苦手、乾燥した環境で育つなど、その植物の好む環境を調べてから育てると失敗が少なくなります。

部屋のデザインやカラーに合った観葉植物を選ぶことで、インテリアとしての美しさも引き立ちます。

日当たりの良いリビングなら、ほとんどの観葉植物が楽しめます。

直射日光を苦手とする植物は、レースのカーテン越しなどで育てるようにしましょう。また、エアコンの直風が当たる場所は避けましょう。

大型の植物を部屋のコーナーや窓辺に、中型～小型の観葉植物を棚やテーブルに置いて、インテリアを楽しみましょう。

キッチンは火を使う場所でもあるので、ハンギングなどは安全を確認した上で飾るようにしましょう。

小型の観葉植物を窓辺やカウンターに少しだけ置くのがおすすめです。対面式のキッチンでは、キッチン側を目隠しするために中型の観葉植物を置くのもいいですね。

光が入る玄関には様々な観葉植物を置くことができますが、光の入らない玄関などは耐陰性の強い植物を選びましょう。

大型の観葉植物を置いてリゾートホテル風にしたり、小さい観葉植物をサイドテーブルなどに置いてたりしましょう。

昼間もそれほど明るくない寝室であれば、室内の弱い光でも育つ植物選びましょう。スパティフィラムなど空気浄化効果の高い観葉植物でリラックスするのもいいですね。

洗面所にスペースがあれば、小型の観葉植物をひとつ置くだけてインテリア性がアップします。鉢をひっくり返すと汚れてしまうので、水苔やハイドロカルチャーで育てられる植物だと清潔に保てますよ。

のびのびと育つ大型の観葉植物を８号以上の大鉢に植えて楽しみましょう。ソファーの横に置けば木陰にいるような雰囲気も味わえます。大鉢は移動が大変なので、キャスター付きの台に乗せておくと掃除などが楽になります。

花台や木製のスツールを利用すると、高さが出て植物の存在感もアップします。中型の観葉商物にもぴったりの置き方です。

小～中型の観葉植物は、棚や机の上に飾るのにちょうど良いサイズになります。横から眺めるのか、上から眺めるのか、植物によって置いた時に美しく見える位置を観察してください。同じ鉢で揃えたり、植物の大きさを変えてみたり、美しく見える配置を探してみましょう。

つるを伸ばしながら枝垂れる観葉植物におすすめの飾り方がハンギングです。カーテンレールや壁・天井に打ったビスから下げたり、高い棚の上に置いて枝垂れる姿を楽しみましょう。

テーブルの上に置く観葉植物は、小さめのものを選びましょう。鉢皿などが見えないようにおしゃれな鉢カバーなどに入れて、インテリアの一部として楽しんでください。

特に慎重に選びたいのが、一鉢あるだけで存在感抜群のインテリアにもなる大型サイズ。置き場所を考えてから、部屋の雰囲気と合うものを選ぶと失敗がありません。アレカヤシのように大きく葉が広がるタイプは、葉の広がり具合なども考慮して選びましょう。

小型サイズの観葉植物は、サイドテーブルや窓辺、棚の上などに気軽に飾るのに適しています。室内の日当たりやスペースに合わせて選びましょう。最初はミニ観葉として売られているものの中には、ポトスやアイビーなど、育てているうちにかなり大きくなっていくものもあります。大きくしたいときは鉢増しをして育てます。多肉植物やサボテンなどは成長も遅いので植え替えの必要もなく、何種類かまとめて置くとインテリアとしても楽しみやすいでしょう。

アイビーやポトス、シュガーバインなどする性の植物は、棚の上など目線より高い位置に置くとその魅力を引き出せます。ハンギングにして楽しむのもいいですね。空間を有効活用でき、室内をリラックスした雰囲気にしやすいのもつる性観葉植物の魅力です。

最近はミニサイズのパキラをよく見かけますが、大型の観葉植物としては2ｍ程度までのものが一般的。本来は20ｍにも育つ中南米原産の常緑高木です。暑さや乾燥にも強く育てやすく丈夫なので、観葉植物初心者さんにもおすすめです。

風水では邪気を払い良い気を呼び込むとされているパキラ。徒長しないよう、窓辺の光が当たる場所で育てましょう。

深い切れ込みの葉がおしゃれな雰囲気のモンステラ。ハワイアンモチーフとしても使われ、リゾート気分を味わえる観葉植物として人気があります。もともとは中央アメリカの熱帯雨林で育つモンステラは高温多湿や乾燥にも強く、ある程度耐陰性もあります。育て方が簡単なので、インテリアグリーンとして取り入れやすい観葉植物です。つるを伸ばしながら成長し自立しないため、ヘゴなどの支柱に固定して大きく仕立てましょう。

ウンベラータは少し曲がった幹からハート形の葉を広げるおしゃれな雰囲気の観葉植物。ゴムの木の仲間で成長スピードが速く耐陰性もある、丈夫で育てやすい植物です。葉が大きく広がる姿を生かすため、広い空間に置いて樹形を楽しみましょう。葉が大きく蒸散も活発なので、時々霧吹きで葉水を与えるとよいでしょう。

春～秋にかけて赤いハート型の仏炎苞をつけるアンスリウム。グリーン一色に偏りがちな観葉植物の中で、華やかな花が室内を彩ってくれます。なかでもアンスリウム　ミリオンフラワーレッドはプロの生産者も驚くほどの分枝力を誇ります。小鉢でも楽しめてお手入れ簡単なので、アンスリウムを育てるのが初めてという方にもおすすめの品種です。

注意：犬や猫などのペットが口にするとイチョウ不全を発症することがあるので、ペットが誤食しないよう置き場所には注意してください。

観葉多肉植物として人気のペペロミア。シルバーリーフやブロンズ、赤く浮き出た葉脈が美しいタイプなど、さまざまな品種がそろっています。お手入れ簡単で育てやすいので、いくつか選び、スタイリッシュな鉢に植えて並べて置けばおしゃれな空間の出来上がり！小型で室内の弱い光でも育つので、デスクの上などで楽しむことも可能です。

ペペロミア　ベルベットツリーは木のような直立タイプのペペロミア。草丈40cmほどのミニチュアサイズで、落ち着いた存在感を放つ観葉植物です。ベルベッドのような厚みのある質感の葉が美しく、高級感を漂わせる洗練されたデザインが印象的。置く場所を選ばず、空間を魅力的に演出してくれます。

200種類もの品種があるといわれるアフェンドラ。熱帯特有のカラフルな品種も多く、観葉植物として人気があります。そんなアフェンドラの中でも、アフェンドラ ホワイトウォッシュはスタイリッシュなホワイトカラーの葉が魅力的。多肉質の葉を持とゼブラ柄の葉脈が美しい品種です。ローメンテナンスで育てやすいので、ぜひインテリアグリーンとして暮らしに取り入れて楽しんでください。

厚みがある多肉質の葉は上向きにカールをしており、他のアフェランドラには見られないホワイトカラーが目を引きます。

ザミオクルカス　レイヴンはソテツのような形状、光沢あるブラックリーフを持つ観葉植物です。都会的なインテリアに合わせやすいスタイリッシュな雰囲気が魅力です。中国では「金銭樹」とも呼ばれ風水では金運アップの効果がある植物とされています。

新芽は鮮やかな黄緑色で、成熟すると艶のある黒葉へと変化していきます。その成長過程に見せるグラデーションも毎日のワクワクポイントの1つです。

おしゃれな雰囲気でどんなインテリアとも相性の良い、ブドウのような葉を持つ観葉植物シュガーバイン。レースのカーテン越しのような明るい場所に置くと良く育ちます。丈夫で育てやすく冬越しも簡単なので、観葉植物を育てるのが初めての方にもおすすめです。つるを伸ばしながら枝垂れる姿が美しいので、ハンギングや棚の上に置いて楽しみましょう。

※注意：犬や猫などのペットが口にすると腎不全を発症することがあるので、ペットが誤食しないよう置き場所には注意してください。

カリシア ロザートは、桜のようなくすみカラーが魅力的なピンクプランツです。1枚1枚の葉は1cm程度と小さく控え目で、ピンクとグリーンのグラデーションが美しい品種です。

数あるピンクプランツの中でも、どんなお部屋にも調和が取れる優しい色で、他の植物と組み合わせてアクセントに置くとその魅力が倍増します。ハンギングプラントとしても、楽しめます。