観葉植物のプロが選ぶ 面白い観葉植物5選

世界中の植物に常にアンテナを張り巡らせる株式会社ハクサンの観葉植物バイヤー 塚田さんが、今注目の少し面白い観葉植物を紹介してくれました。

これまでにない艶やかなブラックリーフのザミオクルカス。ツヤがある漆黒の葉はクールでスタイリッシュ。次世代のインテリアプランツとして大いに期待できるとジャパンフラワーセレクション2019-2020　ブリーディング特別賞も受賞しています。

新芽は鮮やかな黄緑色で、成熟すると艶のある黒葉へと変化していきます。その成長過程に見せるグラデーションも毎日のワクワクポイントの1つです。

他にないハンサムなブラックリーフで、置き場所を想像するだけで楽しくなります。色が薄い植物や背景と組み合わせて、そのコントラストを楽しむのもおすすめです。

肉厚の葉っぱで、自然に美しい樹形にまとまる生まれ持ってのハンサムリーフです。

葉全体を覆うような白い葉脈や膨らみが楽しく、他にない質感があり、印象的で新奇性が高い。夏に向けて白い葉は涼しげで貴重とジャパンフラワーセレクション2022-2023 ライフデザイン特別賞も受賞しています。

厚みがある多肉質の葉は上向きにカールをしており、他のアフェランドラには見られないホワイトカラーが目を引きます。

色が薄かったりまだらになる植物が多い中、全体的に均一に真っ白になる美しいホワイトプランツです。黒いテーブルの上に置けば、一層ホワイトカラーが引き立ちます。

カリシア ロザートは、桜のようなくすみカラーが魅力的なピンクプランツです。1枚1枚の葉は1cm程度と小さく控え目で、ピンクとグリーンのグラデーションが美しい品種です。

繊細な見た目とは裏腹に、生育旺盛で育てやすいのも魅力の1つです。自然に美しいドーム状にまとまります。

数あるピンクプランツの中でも、どんなお部屋にも調和が取れる優しい色で、他の植物と組み合わせてアクセントに置くとその魅力が倍増します。ハンギングプラントとしても、楽しめます。

普段はオフィスの玄関入口に飾ってあるフリーセア ヒエログリフィカ。光沢ある葉が美しい曲線を描き、シンメトリー(左右対称)の美しい草姿が魅力です。

名前でもあるヒエログリフィカとは、象形文字(ヒエログリフ)から名付けられました。古来からのメッセージが刻まれているような歴史を感じる葉模様が何よりの魅力です。

緑色地に濃緑色の横縞がモザイク状に描かれ、他の植物には無い独特の模様と雰囲気がとても魅力的な植物です。

オフィスの玄関入口でひと際目を引くのが、圧倒的な存在感をしたビカクシダ グランデです。

ビカクシダの株元からドーム状に広がる貯水葉は、まるでコウモリの羽のように見えることから、別名コウモリランとも呼ばれています。

ビカクシダ(麋角羊歯)の名前の由来にもなっている鹿の角のような特徴的な形をしている葉は、胞子葉です。胞子葉は、シダ植物として胞子を作る性質があります。貯水葉と胞子葉の2種類の独特な葉を一度に楽しめるのが、ビカクシダの最大の魅力です。