この記事を見てくださっている方の中には、今年初めてシクラメンをお迎えしたという方もいるかもしれません。花の種類が少なくなる寒い季節に、華やかな色とりどりの花を咲かせるシクラメンは、幸せの象徴のようなお花です。

お手入れに少しコツが必要ですが、お手入れをした分だけ美しく長く私たちを魅了してくれます。水のやり方と花がら摘みにはちょっとしたポイントがあるので、是非マスターしてシクラメンのある豊かな毎日をお送りください。

シクラメンの花がら摘みのやり方

シクラメンの花が咲き終わったら、花がら摘みをしましょう。花がらを残しておくと、新しい花芽に栄養が行き届かなくなってしまいます。きれいな株姿をキープするためにも、病害虫を予防するためにも、花がら摘みをしましょう。

茎の根元から取り除く方法

シクラメンの花がら摘みは、茎の根元から取り除く方法が一般的です。

花がらはハサミで切り取るのではなく、手でねじって茎の根元から取り除きましょう。ハサミで切り取ると、切った切り口から細菌が入りやすくなるので使用しない方がよいです。

花だけを取り除く方法

プロの生産者さんによっては、茎の根元から花がら摘みをすると球根に細菌が入りやすくなるため花だけを取り除く方法を推奨する方もみえます。

シクラメンの花がら摘み

花だけを取り除く場合も、手でねじって花を切り取ってください。

シクラメンの花がら摘み

花だけを摘むと、茎がこのように残る形になります。最後カリカリに枯れたら自然に落ちます。

シクラメンの枯葉取り

枯れた葉は、病害虫を防ぐためにも早めに切り取りましょう。花がら摘みと同じように葉の付け根をつまみ、軽くねじることで引き抜くことができます。

シクラメンの水のやり方

シクラメンジックスの水やり

花や葉などが濡れたままだと湿度が高い状態になり、灰色かび病など病気が発生しやすくなります。水やりをする時は、花や葉、球根に水がかからないようにしましょう。

シクラメンを育てるのが苦手という方の多くは、水やりによる蒸れが原因であることが多いようです。そんな方はアクアセルなどの底面給水で育ててみるのもよいかもしれません。

シクラメンの名前の由来

シクラメンは、ギリシャ語で「回る」「丸い」を意味するcycleが語源だと言われています。この名前の由来には、大きく2つの説があります。

シクラメンの回転する茎

花が咲き終わった後、シクラメンの茎はゼンマイのように回り出します。このシクラメン特有の花茎がくるんと回る性質から、シクラメンと名付けられたという説が1つあります。

シクラメンの球根

もう1つは、シクラメンは球根植物でその球根の形が丸いことから、シクラメンと名付けられたという説もあります。

おすすめのシクラメン

ここからは、耐病性に優れた育てやすいおすすめのシクラメンをご紹介します。シクラメンは花の色も形も葉の模様も大きさも様々!豊富に揃っています。ぜひお気に入りを見つけて育ててみてくださいね。

イリュージア

革新と幻想のシクラメン イリュージア

イリュージアは、次々と上向きに花が咲き、株を覆いつくすほど豪華に花が咲き誇る幻想的なシクラメンです。​上向きに咲くから、その分花も大きく見えどこから見てもその魅力を楽しむことができるのが嬉しい点!​

反り返る外側の花弁と、突起状になる内側の花弁がなんとも幻想的で、さらにはやわらかいピンクカラーが、その愛おしさを倍増させます。

シクラメン ジックス

シクラメンジックス

鮮やかな色の花弁と白い花のような形のがくとのコントラストが美しい品種です。真横から見るよりも、やや上から見ると花姿が印象的。目線よりも低い位置に置いて眺めたいシクラメンです。
また、連続開花性に優れていて次々と花が上がってくるのも魅力。花もちが良いので長く楽しめます。

シクラメン ペチコート

シクラメンペチコート

普通のシクラメンは花弁が上に反り返りますが、ペチコートは下向きに咲くベル型の特殊なシクラメン。ふんわりとしたドレスが広がるようなラインが可憐です。花弁内側の模様も美しいので、少し高い位置に置いて楽しんでもいいですね。

シクラメン クレヨン

シクラメンクレヨン

珍しいストライプ模様の花が咲くクレヨン。バイオレット、ネオンピンク、サーモン、マゼンダなど花色も豊富。一株で淡く美しいグラデーションのような色合いを楽しめます。花上りが良く、美しくまとまった草姿にたくさんの花を楽しめるのも魅力です。

シクラメン リリベル

シクラメンリリベル

優雅で上品な印象のリリベル。人気のビクトリアタイプのフリンジ花とファンタジアタイプの白い縁取りが特徴。華やかで美しいバイカラーを楽しみましょう。

シクラメン アロハ

シクラメンアロハシャインレッド

波打った貝殻のようなぷっくりとした花弁、美しいバイカラーが特徴のシクラメン・アロハ。連続開花性に優れているので長く花を楽しめます。強健な性質で灰色かび病にも強いので育てやすい品種です。

シクラメン ゴブレット

シクラメンゴブレット

その名の通り、ゴブレットのように開いて咲くバイカラーのシクラメン。光輝くような華やかな色合いで連続開花性にも優れ、長い期間花を楽しめます。灰色かび病に強く育てやすいのも魅力です。

フレグラントシクラメン オドラ

フレグランスシクラメンオドラ

シクラメン オドラは、高貴な香りを楽しむことができるフレグラントシクラメンです。香りが楽しめるほか、花もちがよく鑑賞期間が長いスクネベルト社の自信作です。

まとめ

シクラメンの育て方もっと詳しく知りたい方は、こちらも参考にしてみてくださいね。