耐寒性シクラメン エリシオン（世界初！F1原種系シクラメン）

冬の花といえば、パンジーやガーデンシクラメンを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。そんな定番の冬の花に、新しい選択肢が加わりました。それが、世界初のF1原種系シクラメン「エリシオン」です。

一般的なガーデンシクラメンは、育てやすさと花色の豊富さから秋冬の定番として人気があります。寒さにある程度強く、寄せ植えを彩る存在として多くの方に愛されていますが、霜には弱いため軒下など栽培環境に注意が必要です。

 
その一方で、原種シクラメンの中には、さらに寒さに強く育てやすい種類があります。特にコウムは、条件が合えば-20℃の寒さや40℃の暑さにも耐えるほど丈夫で、何十年も楽しめる長寿のシクラメンです。霜が降りる屋外でも安心して楽しめ、適切に管理すれば毎年花を咲かせてくれる魅力的な植物です。 

その丈夫な原種シクラメンをF1化したのが「エリシオン」です。 

これまで原種シクラメンは、種ごとに多様な個体が生まれるためバリエーション豊かで魅力的な一方、個体差が大きく、農家さんが大量生産しにくいという課題がありました。さらに、種まきから出荷までに数年を要することもあり、約10ヶ月で出荷可能なガーデンシクラメンと比べると、市場に出回る機会が限られていました。

その課題に応えて生まれたのが、F1原種系シクラメン「エリシオン」です。オランダのSchoneveld社（スクネベルト社）が約7年の歳月と最新の育種技術を駆使し、原種シクラメンのF1化に初めて成功しました。これにより、どの種をまいても均一な株が育ち、旺盛な生育によってガーデンシクラメンに近いスピードでの生産が可能となりました。エリシオンは、より多くの方が気軽に楽しめる画期的な品種です。

エリシオンは、原種シクラメンならではの楚々とした可憐な花姿とナチュラルな雰囲気を持ち、庭に自然な彩りを添えてくれます。丈夫で育てやすく、生育旺盛で花つきも良好。冬の低温や霜、夏の暑さにも強いため、ガーデンでも安心して楽しめます。特に夏の過湿に注意すれば、より長く楽しむことができます。株が年々充実していくと300輪近く花を咲かせることも夢ではありません。 

シクラメン エリシオンは、オランダのスクネベルト社のもとで生まれました。​

スクネベルト社は、1930年からシクラメンの育種に特化し、長年培ってきた育種技術によりシクラメン業界に革新をもたらした会社です。シクラメンの美しさを少しでも長く楽しんでいただきたいという想いで日々開発を進めており、美しさを追求するだけでなく観賞期間が長いシクラメンを厳選して世に送り出しています。